初診の方へ
問診票の記入をお願いしております
初診の患者様への案内 心療内科などの「心の」病気は、「体の」病気に比べると、これまでの「心の」状態の変化や治療歴などが病気の診断に重要です。また多くの「心の」病気は血液検査や画像検査などでは異常がなく、患者様の症状を詳しく聞いていくことが正しい診断、正しい治療につながります。
こうした考えから、初診の際には「心の」症状を詳しくお伺いするため、問診票を記入していただきます。初診の際には予約時間の30分ほど前に来ていただき、ゆっくりと問診票を記入していただけると、こちらも十分な情報を得ることができます。
また、可能であれば事前に問診票をダウンロードし、ご記入の上、受診の際にお持ちください。あるいは、ご来院の上、問診票をご記入ください。
問診票ダウンロード
○ 初診の患者様
受診の際に記入をお願いしております。ご本人もしくはご家族の記入をお願いいたします。
○ その他の各種問診票
受診内容により必要となる問診票の記入をお願いいたします。
時間に余裕を持ってお越しください
問診票を記入した後に、医師による診察となります。(必要に応じて看護師や精神保健福祉士が予診を取る場合があります。)
初診はどうしてもお時間を頂きますので、時間に余裕をもって受診いただきますよう、よろしくお願いします。
患者様の中には他の医療機関で自立支援医療、生活保護を受給されている方もおられると思います。これらの手続きは時間がかかりますので、初診から利用される場合は事前にお手続きが必要になります。
自立支援医療受給者証を初診から利用される場合は事前に居住地市町村役場にて通院先変更のお手続きを、生活保護を受けられている方は居住地市町村役場生活保護担当課にご相談下さい。
手続きがわからない場合は受診前に当クリニックまでご連絡いただければと思います。
予約優先制です(WEB予約・電話予約)
当院は原則予約制としており、できるかぎり待ち時間が発生しないように努めて、診察を行っております。
WEB予約、電話予約が可能です。
※診察状況により、多少診察の時間が前後する場合がございます。あらかじめご理解、ご了承くださいますようお願いいたします。
※お断り
当院は出来るだけ患者様のお話を聞かせて頂く事を第一に考えています。
予約時間にお呼び出来るよう努めますが、時々の状況により、待ち時間が生じる場合がございます。あらかじめご理解、ご了承くださいますようお願いいたします。ご予約のキャンセルや変更、予約時間に遅れる場合は必ずお電話でご連絡ください。
初診時にお持ちいただきたいもの
- 健康保険証
- おくすり手帳
【お持ちであれば】
- 自立支援医療受給者証
- 精神障害者保健福祉手帳
- 医療券
- 診療情報提供書・紹介状
(18歳以下の患者様)
- 母子手帳
精神保健福祉士(PSW)について
当クリニックのスタッフには精神保健福祉士がおります。精神保健福祉士はPSW(Psychiatric Social Worker)とも呼ばれ、患者様の日常生活や社会復帰を援助する
専門職です。
様々な行政手続きや施設との連携に関してお手伝いさせていただきますので、気軽にスタッフまでご相談ください。
心療内科・精神科一般外来
吐き気や頭痛、強い動悸が続く、下痢・腹痛、血圧が高くなる、ぜんそくなどの「体の」症状があるにも関わらず、内科などを受診しても原因がわからない患者さんは、「心の」不調が原因の可能性があります。「心の」不調が原因で、「体の」症状が出ている方を診るのが心療内科になります。
まずは患者様本人の話を聞き、「体の」病気が隠れていないかを確認します。その後は患者様のお話を聴く、必要に応じて心理検査をして、「心の」診断をして、患者様の意向を聴きながら治療計画を立てます。
治療には、一般的な薬物治療に加え、漢方薬による治療、カウンセリングなどを組み合わせていきます。
「心の」不調が、幻の声が聞こえる、幻が見える、気分の浮き沈み、イライラ、不安などの「心の」症状が現れることもあります。また「心の」症状と「体の」症状が同時に現れることもあります。これらの場合も、患者様の話と診察、必要に応じて心理検査や血液検査などで診断を行い、治療を行っていきます。
当院で対応可能な症状
- 憂鬱な気分がつづく
- やる気がでない
- 学校や会社でのストレスが辛い
- 人間関係がうまくいかない
- 気分の波がはげしい
- 食欲がわかない
- 寝つきが悪い、夜中に何度も目覚める
- 急に不安になり、胸がどきどきしたり、息が出来なくなる
- 同じことを繰り返し考えて不安になる
- 怒りがおさえられない
- 原因不明のからだの症状(頭痛、めまい、腹痛など)
- 考えがまとまらない
- もの忘れがでてきた
- だれかにみられたり、悪口を言われている感じがする
- 頭の中のざわつきを感じたり、声が聞こえてくる
- 昼夜逆転し、夜中に騒がしい
その他、気になる症状や体調不良などお気軽にご相談下さい。
当院で対応可能な病気
- 睡眠障害(不眠症、過眠症など)
- 認知症
- うつ病・うつ状態
- 躁うつ病
- 統合失調症
- 妄想性障害
- 神経症
- パニック障害
- 強迫性障害
- 社会不安障害
- 対人恐怖
- 発達障害(自閉症スペクトラム障害)
- 注意欠陥多動性障害(ADHD)
その他、まずはご相談下さい。
上記の病気であると考えていても、実は身体疾患が原因であったり、専門医療機関の検査が必要な場合があったりします。
適宜、血液検査や入院検査を提案させて頂く場合があります。
家族相談
本人が受診を希望されない場合、家族や職場の上司、同僚からの相談が可能です。
ただ保険診療ではなく、自由診療となるため、20分で5,000円となります。
※診断を行うには、ご本人様の受診が必要となります。
※ご本人の診察無しにお薬を処方することは致しかねます。
※相談内容については厳守いたします。
児童思春期外来
当クリニックではおおよそ10歳以上、18歳未満の方の外来を行います。ただこれらの年齢はあくまでも目安ですので、不登校、引きこもり、交友関係のトラブルなどご相談したいことがあれば、気軽に受診してください。
児童思春期の患者様は、生後から物心つかない時期の様子が診断に重要になりますので、その時の様子をご存知の家族と受診することが大変重要になります。可能であれば、母子手帳などをご持参いただくと、大変参考になります。ただ必ず受診は家族同伴ではなく、希望があれば、本人様だけ、家族だけでお話を聞く時間を設けることは可能ですので、ご相談ください。
児童思春期外来においては、一般外来以上に心理検査が重要となります。人格的にも未完成の場合もあり、診断に時間がかかる場合も少なくありません。受診してすぐに診断して治療するというよりは、本人の悩み事に寄り添っていく治療を目指します。治療方針も、患者様、患者様の家族に説明し、納得できる形で決めていきますが、薬物治療は成人の患者様以上に慎重に行います。そのため非薬物治療を優先する場合が多いですが、必要であれば薬物治療も考えていきますので、治療に関しての希望があれば、ご相談ください。
児童思春期外来について詳しくはこちら
認知症(もの忘れ)外来
年齢とともにもの忘れがひどくなったりするのは、自然な老いであり、病気ではありません。ただ中には病気によって急速にもの忘れなどが進行してしまう患者様がいます。これらの病気を早期に発見し、治療を行う、適切な福祉サービスにつなげるなどは、患者様本人だけでなく、周りの家族にとっても大事なことです。当クリニックでは、患者様、家族様から普段の様子を聞き、診察、各種検査などから診断を行い、適切な治療、福祉サービスにつなげていきます。最近、急にもの忘れが急に進んだ、前にできていたことが急にできなくなった、前と様子が違うなどがあれば、気軽に受診していただければと思います。
認知症(もの忘れ)外来について詳しくはこちら
心理検査・カウンセリング
診断においては、医師による診察に加え心理士による心理検査を行うことで、より正確な診断を行っていきます。また客観的に自分の心の特性を知ることは治療においても重要と考えております。病気によっては薬物治療だけでは十分な治療効果が得られない場合もあり、患者様本人の希望を聞きながら、心理士によるカウンセリングも治療の枠組みに加えていきたいと考えています。
心理検査・カウンセリングについて詳しくはこちら
オンライン診療
当クリニックではスマートホンやPCを介したオンライン診療に対応しております。
ただ現在は初診でのオンライン診療では麻薬及び向精神薬の処方はできず、また基礎疾患などの情報が把握できていない患者への処方が制限されております。そのため当クリニックでは、初診では当クリニックに来院いただき、オンライン診療は再診のみとさせていただきます。
またオンライン診療にするかどうかは主治医の判断によるため、希望すれば必ずオンライン診療になるわけではないこと、自己負担が直接来院された時より高額(3割負担の方で約1,000円ほど)になること等をご注意いただければと思います。
ご希望があれば、受診の際にお問い合わせください。